人生はどこでもドア

「人生はどこでもドア   リヨンの14日間」
稲垣えみ子

アフロえみ子さん、53歳の
フランス旅を綴ったエッセイ本。

事前にガイドブックを購入し
行きたい場所、食べたいものを下調べをして
地図片手に旅行するのではなく、
フランス・リヨン地区の民泊に2週間滞在し
日本と同じ生活(料理・掃除・近所に買い物)を
しながら、現地の人とコミュニケーションを
とる事を目的とした旅。

宿泊する宿だけを決めて、荷物も最小限に
旅はスタート。完全アウェイな状況、
言葉も通じずトラブル続きの毎日の中で、
全てに追い込まれまくった挙句の果てに
彼女が見つけたものは…

「自分が生きていく上で本当に必要なものは何なのか?それがわかっているということが、どれほどの安心であり財産であるかを思わぬ日はない。

何もかもがうまくいかない1日で
あったとしても、いつもすれ違う近所のおばあちゃんにニッコリと挨拶をして、ニッコリと笑顔が返ってきさえすれば「生きてて良かった」と思える自分であることを、あのリヨンでの日々が私に教えてくれたのだ。」

人はどこで人に勇気を与えているかわからない。

私は、子育てを卒業したら海外に
一人旅に出掛けたいという夢がある。
この本を読んで、ただ旅行するのではなく、
現地の人と同じ暮らしをしてみるのも
面白いと感じた。
何も準備をせずに、いく先々で起こる
ハプニングを楽しみながら旅をしたい。
毎回、旅行へ出かけても、事前情報のほうが
現実を上回っていて、一生懸命回れば回るほど
そのギャップ疲れてしまう方に
是非、おすすめしたい本‼︎

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